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#7 港/Port 8point(前−)

今までこの作品においての最後に用意される皮肉の中で、今回が一番好きな終わり方。最初めちゃくちゃマセガキだな〜と思ってたビリーがこんだけ化けるとは思わず。何も知らないピュアピュアな子供が、大人の裏を知った時のあの絶望する姿。これほど愛しいものはありません。最後の最後にワンちゃんに拠り所を求める彼はもう本当にたまりませんわ。自分の好みを丁度突っつかれた今回の皮肉でした。


今思えば、序盤のビリーの「子供だけど大人の面倒も見れるんだよ僕!」っていう描写は、じいさん含め大人への皮肉であると同時に、最後大人の汚い考えの方が何枚も上手だったことを強調するビリーへの皮肉でもありましたね。