SAW4

本日から水曜夜勤無くなりました。その代わり土曜入るとか入らないとか…。もうどうにでもなってー。なんか早起きできたので、昨日借りてきた映画その1SAW4観賞。SAW作品には思い入れが深いのですが、とりあえず一番思う所は、作品毎に中心となるジグソウの被験者が、だんだん冷静になってきていて残念。SAWって言う作品は、複雑に入り組んだジグソウの罠を堪能すると同時に、いきなり危機的状況化に置かれた人間がどんな狂気的行動を取るかで楽しむものだと個人的に解釈しています。その点で言うと最初のSAWの中心となった二人は、冷静時にすることがないミスをすることで生まれる矛盾が、だんだん自分の死を招き入れているその細かいところまで楽しめました。それを念頭において今作品を見ると、主人公リッグに生命的な余裕の感情が見えてしまう。特に今回、リッグを見ていると自己執念で狂気な行動を取っている様子が見れなくて、彼がジグソウの指示にただただ従っている人形のように見えてしまった。だんだん初期SAWからの作品趣向が変わっているように見えてしまっているだけに、5は一体被験者をどう魅せてくれるのでしょか。


といっても惹かれてしまう場面が多く、前作と時間軸が重なったところや、ホフマン刑事が見せる細かい伏線など感嘆してしまうところも多々。最初の解剖シーンも、時系列トリックのためだけでなく、痛々しさや作品のインパクトを冒頭で感じることができたため好印象でした。これらの独特の雰囲気だけはこれからも見ていくことができるのだろうとホッと安心。


☆×7