ランド・オブ・ザ・デッド

さすがに映画館はきつくなったので、今日からレンタルです。


だいたいゾンビ系の作品というと、
ゾンビの方が一方的で、それから戦いながら逃げる人間を描いてるものですが、
(バイオハザードといった、果敢に攻めていくアクションホラーは別としまして)
この作品はどこか勝手が違うよう。


今まで見てきたゾンビ作品の中で、
一番ゾンビが人間っぽいのがこの作品のコンセプトなわけですが、
武器が使えるようになったってことより、
意思や感情を持つようになった所が非常に気になりました。


生き返って、本来の生活を営みたいらしいゾンビたち。
しかし所詮は死者、生きた人間を食料にしなくてはいけない結果、
同じ人間に殺される上に、遊び道具にもされていくゾンビ側の心情変化。
逆に人間の方は貧富の差を作って、金持ちが至福を肥やす状態。
結果、場面によってゾンビより人間の方が残虐に見える所を所々に見れました。


…どちらにもなんともいえない皮肉さを垣間見れますね。
最後主人公が、行き場を失ってるゾンビを見て、
"似た物同士"と表現していましたが、
実は結構深い意味を持っていたのかもしれませんw