巌窟王 24話 渚にて

物語としては先週で終わり。今回はあれから五年後が舞台の話。
背景が今までと違って、幻想的な所が少し抜けて明るさを満面に出してる感じがしました。
今までの復讐劇が終わり、登場人物一人一人が前へ進んでいくには絶好な設定かと。


さて一人一人どうなっていったかを表していった今回ですが、
最後に皆でパーティーだといって集まらなかったのが、個人的にすんごいと思いました。
最終話は、皆幸せになった事ではなく皆前へ進んだという事を表現したのではないでしょうか?
特にアルベールが良い例だと思うのですが、
仕事で成功してる所や、またユージェニーに出会う所は表現されておらず、
フランツの墓前で、過去に縛られない事を誓ってる場面がすごい印象に残っています。


ハッピーエンドなんですがそれを全面的に出さず、どこか物悲しさがある
そんな感じな終わり方、素晴らしかったです。