ファンタジックチルドレン 26話 終焉そして始まり

本当は転生とか考えちゃいけないんですよね。
人は限られた時間の中で、しかも自分のままで生きていくからこそ、なんとやらで。
物質世界とゾーンの狭間でトーマがセスになってしまったのは、
ヘルガの姿を見て昔の事を後悔したからこそでしょう。
この時のトーマは、言動から生きようという思いを一回捨ててしまったと思われます。
そこで現れたのが閻魔。トーマは自分を犠牲にヘルガに生きてもらおうと思いましたが、
今度はヘルガがティナに変身。そして自分も死ぬと言い出してしまったのです。


この一連の流れから察するに、この狭間では生きようとする心が物質世界の自分を表し、
その心を捨ててしまうと昔の自分を表すようです。
今の自分を殺さないで、と強く願ったヘルガのおかげで二人とも無事に帰還。
この時の二人のやり取りに非常に見入ってしまいました。
さすが26話続いた物語の最終回です。


さて、トーマとヘルガは今を生きる事を決め、
べフォールの子供達もギリシアに帰ること無く、自分達の人生を歩むことになりました。
まさに題名どおりの物語展開だったと思われ。


最後に個人的意見ですが、私としては別にソランと会えた10年後はいらないかも。
あそこは想像で良かったんじゃないですかね。
ヘルガの10年後より、クックス警部の10年後見たかったな〜。
あんなことしでかしたのバレたら休職じゃすまないでしょうに。