DMC

相方と池袋にてデトロイトメタルシティ見てきました。
放映してから一か月経ってるのに、まだ一日中やってるとはこれはこれは。さらには整理券配布されて入る形。まだ見る人達が途切れないのだろうか。


で、いざ観賞。
原作読んでいるのですが、なんとも総合評価しにくい。とにかくキャストには大満足。演技合いすぎ。松山ケンイチおさんの性格変わる演技はもちろんのこと、松雪泰子さんやべえ。社長初登場時の大胆な手振りに違和感を感じたものの、部屋ぶっ壊す時とか最高でありました。そんなキャストさん方であったゆえに、ストーリーがなんとも言えない。時間という限りがあるゆえカットする物語があるのはしょうがないことだし、過激な表現も規制しなくてはいけないことではありますが、それにしてもいらない物語とカットしすぎた物語が多すぎ。確かに脚本を作る際、”根岸の苦悩”という軸は必要なことではありますが、それを感動路線で展開していく必要があったか考えると、原作の作風を考えると正直必要はなかった。しかもその路線で進んた結果のオチが微妙だし、今風のお涙頂戴の雰囲気をこの作品に照らし合わせて欲しくなかったなあ。それにしても牙とか金玉ガールズとか、あの扱いはひどい。特に牙酷い。原作の牙の話をあそこですると、確かに軸がぶれてとんでもないことになりそうですが、それでもひどいものはひどい。


ただ正直親子愛に弱い私は、お母さんの優しさに触れて目がウルウルでしたとさ(ぉ)あのお母さんは反則だよぅ・・・。