シムーン #9 審問

まずはネヴィリル以外のコールテンペストのメンバー。
今までリマージョンは儀式に使用するものだというのに、
ほとんど攻撃方法でしか表現されてませんでした。
戦闘に使用される事を恐らく矛盾だと感じてるのでしょうが、
過去の悲しみを紛らわすためにしょうがなく、
戦闘を繰り返さざるをえない状況。
そして人を殺すことで新たな傷を負ってしまうと。


そんな彼女達の気持ちを少し打破した今回の表現。
「リマージョンするのにかわりはない」byモリナス
そうなんですよね、彼女らはリマージョンしてるだけなんですよ。
それが儀式→戦闘に意向した時だから余計響くものが。
もちろん今回相手がただの弾だったわけで、
もし人が乗った戦闘機だったら、また深みにはまってたでしょう。
今回彼女等にとって、強引に良い方向に流れた気がしますが、
もちろん彼女達のもやもやが100%晴れたわけではありませんし、
こんなちょっとした事から改善点は見つかるんでしょうね。


そしてついにネヴィリルの心の内がはっきりした今回の話。
巫女であるのに敵を倒すのではなく殺している。
巫女であるのに、大切な仲間がどんどん死んでいく。
それを人は戦闘と呼ぶのに、戦闘を呼ぶことを嫌悪して、
必死に自分達を正当化しようとする宮国の人たち。
こちらもやはり矛盾が生じてますね。
そこでネヴィリルがついに発した一言。


私はシヴュラでいてよいのか?


なるほど、ネヴィリルが今まで自問していた根本がこれだったんですね。
彼女は他のメンバーのような暗い過去が無い分、
純粋なシヴュラだっただけに、
シヴュラの存在が汚れつつある「今」が彼女の傷なのですね。
ただ友達が死んで、ぽかーんとしてたわけでは無かったと。
そう考えると"神を信じてない"というところが、
アーエルと一緒の点なのでしょうか?