巌窟王 19話 たとえ、僕が僕で無くなったとしても

アルベール、貴族という身分を剥奪され、前とは違うアルベールになりましたの巻。
普通にバイクで町に入ることも出来なくなり、警察からは冷たい言動と暴行を受け、
アルベール自身、それを認めざるを得なくなってしまいました。
気絶した時に見た夢は、楽かった時間に戻りたいという願望と
親達への復讐に自分を巻き込んだ張本人、伯爵への憎しみを表現していたと思われます。
さらに、全く関係ない友を巻き込んでしまった自分への罪悪感もプラスされてました。


そんな彼を助けたのは、おっとびっくりルノー君。
身分上、アルベールが前のアルベールで無くなったとしても
アルベールを助けた彼に確かな友情を感じられて思わず涙(ノД`)。


伯爵にもそんな友がいれば今回のような事件は起きなかったでしょうね。
額に刻印に蝕まれて、話毎に性格が変わっていく伯爵の描き方がすごいっす。