逆境無頼カイジ

#5 決死

カイジの土壇場での頭の回転と度胸は以前に実証済みですが、今回のは迷いが無さすぎてちょっとびっくり。確かに相手がパー出す確率が高そうなシチュエーションではありましたが、それにしたって負けたら三人とも別室行きという後の無さをもっと表現して欲しかった。今回のカイジの態度は、前に進むしか無いっていう信念をカイジが完全に持った事の表れなんでしょうが、それにしたって上手くいきすぎてもちょっとしらける。作品のコンセプトが"前へ!前へ!前へ!!"とは言え、やっぱりこういう場面だからこそネガティブな感情表現も見たいもの。でもよくよく考えるとそれが前回の話丸々だったってところにやっぱりバランスを感じます。こういう作品って本当バランス難しいですね。