天保異聞 妖奇士

#7 竜は雲に 6point(前−)

"主人公は39歳"をプッシュしている意味がやっとわかった気が。大人だから悪い事もできる、大人だから酷い事もできる、大人だからそれらを全部言い訳できるし、正当化することもできる。ここまで大人の陰部分を大前提として話を進められるのは、確かにあまり見ません。しかしこれを一つの新鮮な風と見るか、ただの開き直りと見るか自分ではまだ決めかねません。


雲七の配置が上手いと思いました。主人公にとって最大の友であると共に、自分のエゴへの最大級の皮肉の存在ですもの。それが今回のアトルとケツアルとの関係ともコネクトしたわけで。しかし雲七があの姿になったってことは、もう主人公の罪の形としては使われないんでしょうか。ただの友にするにはまだ早いと思った今日この頃。


今回のケツアルはあんまりナースじゃなかったですね。あのネタはネット上で話題になったとき面白かったんで、またやってくれればよかったのにさすがに再びはありませんでしたか。