交響詩篇エウレカセブン 9話 ペーパームーン・シャイン

てっきり、ここがホランド達の生まれ故郷か何かと思ってましたが、
現実はもっと悲しいもので…。
自分達がやってしまったことを思い出す場所であるとしても、
あそこでレントンを殴ったのは大人げなかった行為だったのか、
それとも"何も知らずに…"という叱咤だったのか。


さて今まであんまり自分の感情を出さなかったエウレカが、
懺悔するかのように、思いを語る場面がやけに印象的。
少年の成長がテーマであるこの作品ですが、
今回はレントンももちろんのこと、エウレカにも何か大きく前に進んだ感が見えました。


それが成された今回のポイントは選択の門と呼ばれた今回の場面設定。
通るもの全てが何かを選ぶ場所ということで、これから何をするか決意を固められたレントン
ただエウレカに好意を持ってたからという理由だった作品序盤の彼の内心が、
ここまで変わってきたのは結構感動もの。
まだ世界をちゃんと知らない少年が、
とにかく一人の少女のために前進していこうという
具体的な意思表示をしたのがイイッ!


そういえば話の最後にニルヴァーシュに語りかけるエウレカに疑問がありまして、
彼女は変わってしまったことを、良い事だと思ってるのか悪い事だと思ってるのか、
なんかどちらとでも取れるような口調でした、伏線バッチリです。